北京生活情報

2011年09月19日

中国の新聞について

中国では、一般家庭への新聞配達という制度は無いようで、
(郵便受けに入れておいたら誰かに持って行かれるからだろうか?)
駅の売店や外にある小さな雑誌・新聞売り場で買うのが一般的だ。

最近、たまに新聞を買うのだが、毎日大変多くの種類が並んでおり、
その数ざっと20種類以上。
何となく経済紙っぽいものもあるが、
ぱっと見ても細かい新聞ごとの区別がつかない。
全て政府の監視下にあるんだろ、
というのもまぁ間違ってはいないようだが、
実際は完全に党や政府が出版しているものと、
民間で党や政府の検閲を受けるものに分かれるらしい。

そんな中、僕が頻繁に買うのは「新京報」
中身が充実していて、適度にカラーで読みやすく、
周りでもよく見かける一般的なものだからだ。ちなみに1元(≒12円)

他に買ったことのあるものは以下の通り。
「京華時報」…新京報と並ぶ北京の人気紙。一部カラー。1元。
「青年報」 …青年層をイメージして作られた共青団の機関紙。
       全部カラー。1.2元。
「北京晩報」…北京の夕刊の代表格。一部カラー。1元。
「参政消息」…国際情勢専門紙。白黒。0.8元。
「南方周末」…最も反政府的な広東の南方日報社が作る週刊紙。
       一部カラー。でかい。4元。

こういった新聞について知りたいと思って調べていたら、
最近、新京報と京華時報の管理体制が変わったらしい。

もともと中国の新聞には、改革開放以来
党・政府から資金補てんを受けつつそれらの機関の宣伝を行う
機関紙というものと、
広告収入による独立採算のもとに、読者を見据えた社会ニュースの
発信を行うタブロイド紙(都市報)というものがある。

インターネットの普及以降、さらにタブロイド紙は影響力を高め、
南方日報社を中心として、時には政府の規制に背いてニュースを
発信することもあり、その度に編集長の更迭等の処分を受けつつも、
知る権利・報道の自由vs共産党・中国政府の戦いは続いてきたのであった。

新京報はもともと南方日報社の北京版という位置づけで
スタートした都市報であり、大胆な調査が売りであった。
京華時報はもともと人民日報(党の機関紙:最大部数を誇る)から
生まれたが、機関紙ではなく都市報として、こちらも独自の視点が
売りであった。

9月3日から、これら二紙は、
ともに「北京市党委宣伝部」の主管となった。

これは、7月23日に起こった高速鉄道事故の報道において、
7月29日夜に出された、
党中央宣伝部の「一切の独自報道を禁じる」という通達に対して
京華時報は30日朝刊に批判記事をそのまま掲載し、
新京報は記事を豪雨の記事に差し替えたものの、
記事を差し替える際の苦しい心情をネット上で吐露した。

こうした党・政府への抵抗に対しての報復措置として、
今後は市党委宣伝部が管理する、つまり党の宣伝を一義とした
新聞に生まれ変わることになった。

事故の報道に対して反抗の意を表明したのは、
勿論他の新聞も同様である。白紙で出した新聞もあったほど。

だが、今回二つの新聞だけが管轄変更という
処置を受けたのは、両紙が北京で人気を誇る二大紙だからであり、
両紙を利用して宣伝報道が出来れば、
世論誘導にも有効だと考えられるからであろう。



僕はまだ新聞で政治や経済を理解しようと思えるほど
中国語に通じているわけではないものの、
やはり新聞は貴重な情報源である。
ネットの影響力が大きくなってきたとはいえ、
まだまだ新聞メディアの影響力は大きいと思う。

勿論言論の自由があまりない中国において、
情報を鵜呑みにするつもりはないが、

新聞やネットを通して、

中国人が党・政府に対してどのような気持ちでいるのか、

ということを多少なりとも知れる、というのは、
興味深いことだと思う。


posted by JPAK at 00:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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